脳に磁気刺激を与えうつ病を治療する装置、帝人ファーマ販売
米社と国内独占契約、2018年度中に発売
帝人ファーマ(東京都千代田区、鍋島昭久社長、03・3506・4077)は、米医療機器メーカーのニューロネティクス(ペンシルベニア州)とうつ病治療装置「ニューロスター」の国内独占販売契約を結んだ。保険収載を経て、販売形態や価格などを決め、2018年度中に発売する。精神科のある医療機関向けに提案する。
帝人ファーマは同装置の販売で、主力の医薬品、在宅医療機器両部門を除く、新規医療機器部門で25年度に売上高200億円の達成に弾みを付ける。
同装置は感情や意欲を制御する脳の部位「左背外側前頭前野」に磁気刺激を与え脳内を活性化し、うつ症状を軽減・消失する。副作用が発生しにくい新たな治療法として期待されている。08年に米国食品医薬品局(FDA)に承認され、150万回以上の治療実績がある。17年9月に国内初のうつ病治療装置として承認を取得している。
帝人ファーマは同装置の販売で、主力の医薬品、在宅医療機器両部門を除く、新規医療機器部門で25年度に売上高200億円の達成に弾みを付ける。
同装置は感情や意欲を制御する脳の部位「左背外側前頭前野」に磁気刺激を与え脳内を活性化し、うつ症状を軽減・消失する。副作用が発生しにくい新たな治療法として期待されている。08年に米国食品医薬品局(FDA)に承認され、150万回以上の治療実績がある。17年9月に国内初のうつ病治療装置として承認を取得している。
日刊工業新聞2017年10月19日