ふぞろいな果実をちょうどいい力でつかめるロボットハンド開発

渋谷工業、軟弱な果実にも対応

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開発したシステムは、選果工程でハンドが腐敗した軟弱な果実をつかみ、除去できる(右)
 【金沢】渋谷工業の子会社で農業用設備機器などを製造販売するシブヤ精機(浜松市東区)は、大きさや形状、硬さが不均一な青果物を適切な力加減でつかむことができるロボットハンドを開発した。慶応義塾大学理工学部システムデザイン工学科の野崎貴裕助教、同大学先導研究センター・ハプティクス研究センターとの共同開発。腐敗した果実を除去する選果システムに応用する。

 同システムは紫外照明と白色照明を合わせたマシンビジョンで果実のサイズや位置、腐敗度などを測定。力感触を再現する技術である「リアルハプティクス技術」を搭載したロボットハンドにより、腐敗した軟弱な果実もつぶさず取り除く。

 今回、柑橘(かんきつ)を対象とした選果システムへの応用に成功。今後、イチゴやトマトなど幅広い青果物に対象を広げるほか、選果から箱詰めまで一連の工程を自動化するシステムの開発や、弁当・総菜など食品製造ラインへの応用研究も進める方針。

日刊工業新聞2017年9月29日

COMMENT

昆梓紗
デジタルメディア局
記者・編集者

選果は現在ほとんど手作業でやられているように思われます。ロボット導入の潜在ニーズはかなりあるでしょう。あとは価格の問題かもしませんが。

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