有機ELパネル、5年後に4.6兆円市場に

16年比で3倍。大型ではインクジェット式の量産化も

  • 0
  • 0
有機ELを採用した「iPhone X」(アップル公式ページより)
 富士キメラ総研(東京都中央区、田中一志社長)は、2022年の有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)ディスプレーの世界市場が16年比約3倍の4兆6140億円となる予測を発表した。テレビ向けの大型パネルが大きく伸びるほか、中小型ではスマートフォンに加えスマートウオッチや車載パネルでの採用が広がる見通しだ。

 市場別では22年に大型有機ELパネルが16年比4・7倍の7617億円に、中小型は同年比2・8倍の3兆8523億円になると予測した。

 大型では生産歩留まり改善や低コスト化が進み、高価格帯テレビでの採用が増加。18年以降はインクジェット方式の有機ELパネルの量産化も見込まれ、市場拡大を後押しする。参入メーカーの増加もあり17年以降の拡大が見込まれ、有機ELテレビの出荷台数は22年に16年比12・9倍の1100万台となる見通し。

 中小型でもスマホへの有機EL採用が進み、高価格帯での主力になるとみられる。19年には液晶が2兆4355億円、有機ELが2兆5907億円と構成比が逆転する見通しだ。

 ディスプレー全体では、22年の市場は16年比21・8%増の13兆4436億円と予測する。
                   

日刊工業新聞2017年9月20日

COMMENT

明豊
デジタルメディア局
局長

金額は単価の下落次第なのでどうなるか分からない面もある。日本でいうとJDI(JOLED)が果たしてどうなるか。日本資本でなくなっている可能性も大いにあるが。

関連する記事はこちら

特集