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カミナリの後は忘れずに

音羽電機が保険申請向けに調査報告書サービス
カミナリの後は忘れずに

落雷調査報告書発行サービスの利用イメージ

 音羽電機工業(兵庫県尼崎市、吉田修社長)は14日、落雷の時刻や場所を示す「落雷調査報告書発行サービス」を19日に始めると発表した。雷で家財や設備の被害を受けた個人や企業などが、保険申請に使える資料として販売する。消費税抜きの価格は4000円で、競合他社と比べて約半額という。年2000件の受注を目指す。気象庁の雷観測データを用い、加工する。指定された場所や調査開始日時、調査範囲から、距離が近い落雷などを地図に表示する。また落雷リストも作成する。対象は8月1日以降。

 電気・電子機器などは省電力・小型化やネットワーク化が進み、落雷に対する弱さが増し、被害も増加している。同社は避雷器大手。
日刊工業新聞2017年9月15日
尾本憲由
尾本憲由 Omoto Noriyoshi 大阪支社編集局経済部
こんな商売があるとは知らなかった。同社のホームページによると、落雷による損害額は年間で1000億円から2000億円だそうです。

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