5Gでロボアーム遠隔制御。ソフトバンク、2mm秒以下の低遅延
ソフトバンクは東京都江東区の研究施設で、第5世代移動通信システム(5G)の特徴である「超低遅延」や「超高速」などを用いたデモンストレーションを行った。超低遅延の通信でロボットアームを遠隔制御したほか、高解像度の「4K」映像を超高速通信で伝送した。同社は5Gを活用した商用サービスについて2020年頃の開始を目指す。
デモではロボットアームを遠隔制御し、人間が打ったエアホッケーのパックをはね返した。ゲーム台上部のカメラでパックの位置を検知し、それを基に軌道を計算。その結果を2ミリ秒以下の超低遅延通信でロボットアームの制御サーバーに転送して実現した。現行の4Gに比べてデータ転送の遅延が5分の1にとどまるため、4Gよりも高い精度で跳ね返せるという。
また、高精細カメラで撮影した風景映像を毎秒800メガビット(メガは100万)の超高速通信で伝送し、即時に60インチの大型モニターに配信した。
「超低遅延」はコネクテッドカー(つながる車)や工場の自動化など、「超高速」は遠隔医療などの用途で利用が見込まれており、ソフトバンクはそうした分野での商用サービスを検討する。
デモではロボットアームを遠隔制御し、人間が打ったエアホッケーのパックをはね返した。ゲーム台上部のカメラでパックの位置を検知し、それを基に軌道を計算。その結果を2ミリ秒以下の超低遅延通信でロボットアームの制御サーバーに転送して実現した。現行の4Gに比べてデータ転送の遅延が5分の1にとどまるため、4Gよりも高い精度で跳ね返せるという。
また、高精細カメラで撮影した風景映像を毎秒800メガビット(メガは100万)の超高速通信で伝送し、即時に60インチの大型モニターに配信した。
「超低遅延」はコネクテッドカー(つながる車)や工場の自動化など、「超高速」は遠隔医療などの用途で利用が見込まれており、ソフトバンクはそうした分野での商用サービスを検討する。
日刊工業新聞2017年9月14日