FAQ作成に助っ人、文章入力→自動で質問・回答を生成するAI

コールセンターの業務効率化に役立つ(イメージ)

SCSKは、文章を入力すると自動で質問と回答を生成する人工知能(AI)エンジン「なんでもQuestion(なんQ)」を開発した。コールセンターを展開する企業での頻繁に尋ねられる質問(FAQ)作成やeラーニングにおける問題作成などでの活用を見込む。基礎エンジンのため、具体的な事例を取り込むことで精度が向上する。早ければ年内にも協業(共創)パートナーを見つけ、事業化する。 なんQでは、自然言語処理のAIが文章の中から重要語を見つけるだけでなく、その重要語に近い言葉を百科事典などのデータベースから抽出して質問を作成する。企業の業務システムをデータベースとして活用することも可能。例えばホームページの文章をコピー&ペーストして、なんQに読み込ませるだけで、数秒で内容に関する質問と答えを含んだ複数の選択肢を提示する。 文章量が多くなれば処理時間も増えるが、文字制限などはなく、問題数も任意で選択できる。回答方法も記述式や選択式なども設定可能。 AIが質問と回答に関する「確からしさ」を数値で表示する。「0・1」に近づくほど言葉や文章が正しい。例えば「0・2」以下の設定しておけば、抽象的ではない問題のみを提示できる。 SCSKは日産自動車とコールセンターなどに集まる会話を分析するアルゴリズム「ヴォイスファインダー」を共同開発したほか、問いあわせに対し最適な回答を自動で行うAIチャットボット「デッセ」を提供するなど自然言語処理のノウハウを社内に持つ。なんQもこれらの知見を活用して開発した。 コールセンターに対するソリューションは、ネットサービスなどを強化する企業によりコールセンターの新増設が増えており、IT各社による投入が相次いでいる。

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