「空飛ぶ」ロボットハンドが誕生した、仕組みは?

ダブル技研(神奈川県座間市、和田博社長、046・206・5611)は、ワイヤ懸架式のロボットハンドシステム「フライングキャリーシステム=写真」を開発した。空中に張った4本のワイヤケーブルを張ったり緩めたりして、飛んでいるかのように動かせる。競技場クラスの広さや重量物の搬送にも対応できる。物流や工場内の搬送、農業、介護といった分野への展開を目指す。 スポーツ中継などの空撮ワイヤシステム技術と同社のロボットハンド、画像処理技術などを組み合わせた。四隅に滑車を設置し、ワイヤを通してロボットハンドとウインチ4台をつなぐ。ウインチの巻き取りを細かく調整して位置を制御する。 ロボットハンドは独自技術で対象物の形状や素材に広く対応し、しっかり持てる。用途は幅広いと見て「分野別に企業と連携し適したシステムを構築したい」(和田社長)としている。ワイヤを介して給電できるため、飛行ロボット(ドローン)に比べて長時間稼働できる。静音性、可搬重量でも優れる。 無人搬送車(AGV)よりスペースの利用効率も高まる。自動制御も可能。同社によると、ワイヤ懸架式の装置は撮影用を中心に採用実績が多く、安全性が高いという。 今回、約2000万円の開発費を投じ、性能検証とデモンストレーション用に高さ3・8メートル、縦横4メートルサイズの同システムを試作した。ロボットハンド側は姿勢制御とハンドの操作に計7軸の制御機構を備える。可搬重量は約20キログラム。 18日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕する「国際ロボット展」に試作品を出展する。 国際ロボット展公式アプリが登場!

続きを読む

関連する記事はこちら

特集