社名に「飛行機」、いよいよボーイングにエンジン部品供給

昭和飛行機、民間機向けに参入

昭和飛行機が手がけるハニカム

 昭和飛行機工業は民間航空機・ジェットエンジン向けの部品製造、供給事業に本格参入する。米ボーイングから認定を取得した大型機「777」向け床板用ハニカムサンドイッチパネルの製造に乗り出すほか、中型機「787」やカナダ・ボンバルディアの小型旅客機向けの床板用パネルの開発を進め、2019年にメーカー認定の取得を目指す。エンジンカバー向けのハニカムコアの製造も拡大。拡大する民間航空機需要を追い風に、ハニカム関連事業の売上高を20年度に17年度比57%増の55億円に引き上げる。  ボーイングから認定を取得したパネルは、高強度で耐熱性に優れるアラミド紙に樹脂を含浸して製造したハニカムを芯材とし、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の表面板で挟み込んだもの。昭島工場(東京都昭島市)でハニカムを製造し、フィリピン工場でパネルとして出荷する。  「777」向けでは数年に一度の機体整備での交換需要を見込む。現状は米国メーカーがほぼ独占的に供給しているとみられ、昭和飛行機は東南アジア市場から切り崩していく構え。「787」やボンバルディア向けでは新造機体向けにも供給を目指して開発を加速しており、メーカー認定を取得できれば生産量が大きく増える見込みだ。  民間航空機エンジン用のアルミニウムダブルフレキシブルハニカムコアの供給も拡大する。3次元曲面に柔軟に追従する特殊なハニカムコアで、表面材と組み合わせると軽量で吸音効果を兼ね備えるという。

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