「Nidec(日本電産)入ってる」が、いずれクルマの代名詞に?
EV・PHV駆動モーターへの開発投資10倍超、車載の主力製品に
日本電産は電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)を駆動する小型トラクションモーターの開発投資を拡大する。金額は明らかにしていないが「従来の10倍以上」(早舩一弥専務執行役員車載事業本部副本部長)としている。既に中国・米国・欧州などから同モーターの引き合いが約30件あり、開発を急ぐ。2020年に車載事業で売上高1兆円(16年3月期は約2700億円)とする目標に向けた、主力製品に位置付ける。
車載事業を統括する滋賀技術開発センター(滋賀県愛荘町)を中心に開発を進める。広範囲にわたる耐久性試験装置などの導入を加速し開発体制を強化。従来の電動パワーステアリング(EPS)用モーターや次世代ブレーキシステム用ブラシレスモーターに、パワートレーンの中核となるトラクションモーターを新たな柱として加えることで、車載事業の成長につなげる。
トラクションモーターでは過酷な環境で200キロワット級の高出力が要求され非常に高温となるため、放熱対策が大きな課題となる。同社の強みである磁気回路設計と、水冷却・オイル冷却などの冷却技術の研究開発を進め、小型化・高効率化の実現を急ぐ。従来モーターと比べると試作品開発だけでも約100倍の金額規模となる。
車載事業を統括する滋賀技術開発センター(滋賀県愛荘町)を中心に開発を進める。広範囲にわたる耐久性試験装置などの導入を加速し開発体制を強化。従来の電動パワーステアリング(EPS)用モーターや次世代ブレーキシステム用ブラシレスモーターに、パワートレーンの中核となるトラクションモーターを新たな柱として加えることで、車載事業の成長につなげる。
トラクションモーターでは過酷な環境で200キロワット級の高出力が要求され非常に高温となるため、放熱対策が大きな課題となる。同社の強みである磁気回路設計と、水冷却・オイル冷却などの冷却技術の研究開発を進め、小型化・高効率化の実現を急ぐ。従来モーターと比べると試作品開発だけでも約100倍の金額規模となる。
日刊工業新聞2017年4月5日