「モーレツの看板はもうない」(永守会長) 日本電産、2020年めどに残業ゼロ
日本電産の永守重信会長兼社長は24日の会見で「2020年までに残業をゼロにする」と述べ、働き方改革に本格的に乗り出す方針を示した。女性社員の活用も積極的に進め、女性管理職比率も同年までに15%へ引き上げる。ハードワーキングで知られた永守会長だが「モーレツの看板はもうない。1兆円企業にふさわしい待遇が必要だ」と新たにかじを切った。
事務機器などへ投資し生産効率を高め、社員の残業時間を削減、余った時間を社員の自己研さんなどに振り向ける。海外企業のM&A(合併・買収)でグローバル展開が加速する中、欧米のスタイルに働き方を合わせる。既に16年4―9月期のグループ全体の残業代は前年同期比3割減。金額ベースで約10億円削減したという。永守会長は「まずは京都で一番働きやすい会社にする」と語った。
事務機器などへ投資し生産効率を高め、社員の残業時間を削減、余った時間を社員の自己研さんなどに振り向ける。海外企業のM&A(合併・買収)でグローバル展開が加速する中、欧米のスタイルに働き方を合わせる。既に16年4―9月期のグループ全体の残業代は前年同期比3割減。金額ベースで約10億円削減したという。永守会長は「まずは京都で一番働きやすい会社にする」と語った。
日刊工業新聞2016年10月25日