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10年で960億円…日立の鉄道子会社、特急70両受注

英鉄道運行会社・車両保有会社と調達・リース契約
10年で960億円…日立の鉄道子会社、特急70両受注

ロンドン-エジンバラ間を走行するルーモの車両

日立製作所の鉄道子会社、日立レール(ジュゼッペ・マリノグループ最高経営責任者〈CEO〉)は、英鉄道運行会社および車両保有会社と鉄道車両14編成70両の調達・リース契約を結んだ。期間は10年間でプロジェクト総額は約5億ポンド(約960億円)。英国内向けのインターシティー(特急)車両で2027年から納入を始める。車両の保守は日立レールが英国各地で持つ車両基地で行う予定。

リース契約を結んだのは鉄道運行を手がける英ファーストグループと、車両保有の英エンゼル・トレインズ。電化区間専用または、非電化区間乗り入れ用にバッテリーかディーゼルエンジンを搭載したバイモードの車両となる。

車両はファーストグループのオープンアクセス(当該地域の主要鉄道事業者ではない事業者に対し、特定路線で運行を認めること)による運行路線で運用する。

新規に運行が認められたロンドン―カーマーゼン間や同社の既存のオープンアクセスブランドである「ルーモ」などの増便にも使用される予定だ。


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日刊工業新聞 2024年12月12日

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