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日産のEV「アリア」生産用部品、鉄道輸送に切り替えで省CO2

日本通運がダイレクト物流実行
日産のEV「アリア」生産用部品、鉄道輸送に切り替えで省CO2

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日本通運とJR貨物グループの神奈川臨海鉄道(川崎市川崎区、飯田聡社長)は、日産自動車の輸入部品の輸送をトラック輸送から鉄道輸送に切り替えた。海外から40フィートコンテナで横浜港に輸入した自動車部品を積み替えることなくダイレクトで、日産栃木工場(栃木県上三川町)に鉄道輸送する。物流効率化で「2024年問題」に対応するとともに、サプライチェーン(供給網)上での二酸化炭素(CO2)を削減する。

鉄道輸送するのは、電気自動車(EV)「アリア」の生産用自動車部品で、輸送区間は横浜本牧駅(横浜市中区)―宇都宮貨物ターミナル駅(栃木県上三川町)間の143・2キロメートル。40フィートコンテナを1日2本、週5日輸送する。モーダルシフトにより、年間のCO2排出量を140トン削減する。40フィートコンテナは長いため貨物駅での取り扱いが難しく、鉄道用コンテナへの積み替えが必要だったが、JR貨物がルートを新設した。


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日刊工業新聞 2024年10月24日

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