欧エアバスは欧州航空安全庁（ＥＡＳＡ）から、米仏合弁のＣＦＭインターナショナル（オハイオ州シンシナティ）製「ＬＥＡＰ―１Ａ」エンジンを搭載した単通路型旅客機「Ａ３２１ＸＬＲ」の型式証明を取得した。米プラット＆ホイットニー（Ｐ＆Ｗ）製エンジンを搭載した同機の型式証明は２０２４年後半に取得予定。

同旅客機は航空会社が運用するワイドボディー機と並ぶ航空機。旧世代の競合機に比べて１座席当たりの燃料消費量が３０％少なく、飛行コストは最新のワイドボディー機比で半減する。キャビン「Ａｉｒｓｐａｃｅ」により、全てのクラスの乗客に長距離フライトと同等の快適さを提供する。

初号機は２２年６月に初飛行を実施。その後３機の試験機を使って試験プログラムを実施してきた。同機はこれまでに５００機以上の受注を獲得している。