「物流の2024年問題」対応へ、ラピュタロボティクスが「自動フォーク」に追加した3つの新機能
ラピュタロボティクス(東京都江東区、モーハナラージャー・ガジャン最高経営責任者)は、同社製自動フォークリフト「ラピュタAFL」にトラックの積み下ろしなど三つの新機能を追加する。機能拡充を通じて倉庫内での幅広い業務を自動化を促進することで、顧客の「物流の2024年問題」対応を支援する。25年上期に提供開始予定。同フォークリフトで年間1000台の導入を目指す。
新機能はソフトウエアのアップデートのみで導入可能。センサーで荷物の高さを自動検知してトラックに積み下ろせるほか、ランダムな高さに対応したパレットの段積みが可能になる。
また片側15センチメートルの通路幅に対応する狭いエリアでの平置き機能も利用できる。今後は片側10センチメートル幅への対応を目指す。
同フォークリフトは反射板や磁石などを必要とせずに既存倉庫に導入できる。1時間に約30枚分のパレットを運搬でき、複数台の群制御も可能。TOTOや安田倉庫など多数の導入実績を持つ。今後は移動棚への対応も試みるという。
日刊工業新聞 2024年7月25日