総投資額は3300億円…オリエンタルランドの”次の柱”「ディズニークルーズ」就航へ
オリエンタルランドは9日、日本を拠点とするクルーズ船「ディズニークルーズ」を2028年度に就航すると発表した。総投資額は約3300億円。就航から数年後に年間乗客数約40万人、売上高約1000億円を目指す。営業利益率はテーマパーク事業と同水準の約20%を見込む。
同日、米ディズニー・エンタプライゼズ・インクとライセンス契約を結んだ。米国で運航するクルーズ船「ディズニー・ウィッシュ」をベースに、25年度から造船を始める。
総トン数は約14万トン、総客室数は約1250室、乗客定員は約4000人。日本籍のクルーズ船としては最大級となる。首都圏の港を発着する2―4泊の短期航路が中心。乗客は食事や宿泊、キャラクターとの触れ合いなどを船上で楽しめる。
吉田謙次社長は「テーマパークやホテル事業が主力であることには変わりないが、次の柱として(テーマパークがある千葉県浦安市の)舞浜以外でのビジネスを検討してきた」と話した。
日刊工業新聞 2024年7月10日