ロック板が要らないコインパーキング、シャープが受注始めたシステムの仕組み
シャープは18日、ロック板不要のコインパーキングシステムの受注を始めたと発表した。車両を検知する在車センサーを車室ごとに設置し、入出庫を管理する。事業者の工期や保守コストを削減できるとする。導入価格は個別に見積もる。三井不動産リアルティ(東京都千代田区)の採用を皮切りに、他の事業者への拡販も目指す。
約3年間使用できるバッテリーとワイヤレス通信機能を内蔵した在車センサー、精算機、クラウドの管理システムで構成する。管理システムの利用は月額制で、複数の駐車場の状況や売り上げなどを一元的に管理する機能を備える。ロック板によるコインパーキングシステムは、設備の施工や保守で手間とコストがかかっていた。
日刊工業新聞 2024年6月19日