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AI検索エンジン1年無料、ソフトバンクが米スタートアップと提携

AI検索エンジン1年無料、ソフトバンクが米スタートアップと提携

握手するソフトバンクの寺尾洋幸専務執行役員(左)と米パープレキシティのアラビンド・スリニバス最高経営責任者(CEO)

ソフトバンクは17日、生成人工知能(AI)系スタートアップの米パープレキシティと提携したと発表した。「ソフトバンク」「ワイモバイル」「LINEMO(ラインモ)」の携帯通信サービス3ブランドの契約者を対象に、AI検索エンジン「パープレキシティ・プロ」を1年間無償提供する。無料試用の申し込み受け付けを19日9時に始める。携帯通信サービス利用者の満足度を高め、囲い込みにつなげる。

パープレキシティはウェブブラウザー(閲覧ソフト)やアプリケーションで使用可能。質問を入力すると、インターネット上の最新情報を基にした情報を文章で示す。情報源も併せて表示されるため、信頼性の高い回答を得られる。例えばスーパーマーケットのレシートの写真を読み込ませて「この中から作れる料理は?」と質問すると、お勧めのレシピや情報源となったサイトを表示する。

有料版のパープレキシティ・プロは米オープンAIの「GPT―4o(オー)」や米メタの「Llama(ラマ)3」など複数の大規模言語モデル(LLM)を選択可能。通常価格は月額2950円(消費税込み)から。

寺尾洋幸ソフトバンク専務執行役員は「まずはAIを試してほしい」と述べた。

日刊工業新聞 2024年06月18日

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