半導体・電子部品の技術開発、旭化成が横浜に新拠点
旭化成は半導体や電子部品関連の技術開発拠点を横浜市港北区に新設する。これまで東京都と神奈川県厚木市の2拠点に分散していたが、機能を集約して6月14日に開設する。人員は数百人規模。より顧客ニーズに対応した製品開発や設計、研究開発に取り組む。
子会社の旭化成エレクトロニクスが新たに拠点を設ける。新拠点では化合物半導体技術などを特徴とするさまざまなセンシングデバイスや高度な集積回路(IC)の製品開発・設計・研究開発を手がける。また自動車向けソリューションを搭載したデモ車両を常設展示するなど、他社との連携も推進していく考えだ。
旭化成は電子部品や半導体材料などを手がけるデジタルソリューション事業を重点成長領域と位置付ける。同事業では2030年ごろに、23年3月期比で約2・5倍の売上高3000億円を目指す。
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日刊工業新聞 2024年5月15日