トヨタ「クラウン」FCVにも搭載…豊田合成の高圧水素タンク、旅客船「HANARIA」に採用
豊田合成が生産する高圧水素タンク(写真)が旅客船「HANARIA」に採用された。トヨタ自動車の燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」向けに開発した水素貯蔵技術を応用。大型タンクを複数組み合わせた。豊田合成は自動車や船のほか幅広いモビリティー向けに、ニーズに応じたタンク・モジュールの提供を目指す。
HANARIAは商船三井グループなどが出資するモテナシー(東京都千代田区)が運営する旅客船。水素燃料電池とバイオディーゼル燃料発電機の両方を搭載している。大型タンクを組み合わせ、より多くの水素を効率的に貯蔵・移送できる水素貯蔵モジュールをトヨタが開発した。
豊田合成の高圧水素タンクはトヨタの旗艦モデル「クラウン」の新型セダンのFCVモデルにも搭載されている。(名古屋)
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日刊工業新聞 2024年4月11日