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発電容量は1枚40W…歩道に設置できる太陽光パネル、MIRAI―LABOが投入

MIRAI―LABO(東京都八王子市、平塚利男社長)は、歩道に設置できる太陽光路面発電パネル「Solar Mobiway block(ソーラーモビウェイブロック)=写真」を、5月に先行発売する。パネルの量産化に取り組み、コスト低減を図る。

ソーラーモビウェイブロックは、人が歩いても安心であることを最優先に開発した。1枚当たり約40ワットの発電容量を持つ太陽電池セルには、同社が開発した表面構造を採用。あらゆる角度から太陽光を受光し、安定した発電を可能にした。

また、太陽光電池セルは保護用透明樹脂で覆い、上面にセラミック片を混ぜた透明な樹脂で滑り止め処理を実施。パネルの長寿命化に加え、スリップ防止機能や耐摩耗性を高めた。

サイズは996ミリメートル四方の正方形で、組み合わせて歩道やオフィスビルの敷地などに設置できる。枚数を増やすことで広さに合わせた柔軟な拡張ができるほか、設置後の移動や撤去も容易に行える。

日刊工業新聞 2024年03月12日

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