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曲げて運べる「シリコン太陽電池」開発、東大発スタートアップが成功

東大発スタートアップのSOEL(千葉県柏市、高宮寿美社長)は、建設現場のゼロカーボン化、簡易で安全なオフグリットエネルギー調達を目指し、奥村組と共同で2023年11月に実証実験を始めた。SOELが保有する軽くて曲がるローラブル太陽電池(写真)を活用し、事務所や現場詰め所スペースの仮設コンテナの電力代替からスタート。そのほかの現場における使用方法を開発する。

同社では、従来、太陽電池の素材を使ったローラブルシリコン太陽電池の開発に取り組んでいる。現在「ぺロブスカイト」など折り曲げられる太陽電池素材の研究も進んでいるが、同社では、発電量や耐久性など実用性の観点から従来型太陽電池に着目。樹脂の構造を工夫することにより、曲がる・軽い・持ち運べる形状の電池を作り出すことに成功した。

24年3月までに建設現場での必要電力に応じた太陽光パネルの適正設置数や安定電力量の算出などを進める。

日刊工業新聞 2023年12月29日

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