ニュースイッチ

濃厚飼料価格高騰で注目「イアコーン」、効率収穫する専用付属器具の仕組み

濃厚飼料価格高騰で注目「イアコーン」、効率収穫する専用付属器具の仕組み

汎用型微細断飼料収穫機に取り付けたイアコーン専用の刈り取りアタッチメント「スナッパヘッダアタッチ」

タカキタは、飼料用トウモロコシの雌穂であるイアコーン専用の刈り取りアタッチメントを開発した。同社の汎用型微細断飼料収穫機に取り付けて使用する。酪農畜産業に重要な濃厚飼料の価格が高騰する中、同飼料の自給率向上のため手間とコストの少ない原料のイアコーンが注目されている。同収穫機は小区画の圃場でも作業できるため、同アタッチメントの装着によりイアコーンの収穫効率化につなげられる点を訴求し、拡販する。

新開発の「スナッパヘッダアタッチ」は3月に市場投入する。価格は350万円(消費税抜き)。

自走する同収穫機の前部に取り付けることで、移動しながら2列ごとに飼料用トウモロコシを刈り取り、イアコーンと茎葉部を分離。イアコーンのみを収穫・細断後、円筒状の飼料の塊「ロールベール」にする。株元カッターを標準装備し、茎葉部は10センチメートル程度に切断。緑肥として圃場に還元する。

カバーオープン機構に加え、搬送チェーン部には圧縮バネによるオートテンション機構を採用し、メンテナンスが容易。ワンタッチで先端のデバイダ部分を折り畳み可能で、圃場間移動や機材回送時などの取り扱いもしやすい。ヘッドの交換やハーベスタ部へのカバー設置、切断長の変更のみでイアコーン用セッティングが行える。

同アタッチメントを装着した収穫機は全長7350ミリ×全幅2250ミリ×全高2800ミリメートルで、都府県の小区画圃場でも高能率の作業が可能。最大作業速度は毎秒1・4メートル。最大処理能力は1日当たり2・6ヘクタール。倒れた作物には向い刈りで60度まで対応し、イアコーンのロス率は2・6%。

日刊工業新聞 2024年02月05日

編集部のおすすめ