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タカキタが投入、電動農薬散布ラジコンボートの仕様

タカキタが投入、電動農薬散布ラジコンボートの仕様

農薬散布ラジコンボートの電動仕様モデル

タカキタは無線操縦で農薬を散布するラジコンボート「eボート」の電動仕様の新機種「EB―500」を発売した。人手で行っていた水田での農薬散布を大幅に省力化し、作業効率を高められる。ガソリンエンジン仕様だった既存モデルを電動化した。価格は75万円(消費税抜き)。

モーター駆動のため、既存モデルに比べて作業開始時の手間が少なくメンテナンスも容易。作業時の静音化も実現した。充電式バッテリーで約10分間、散布作業が可能。より長く作業ができるよう、予備バッテリー二つが付属する。

船体はポリエチレン製で耐久性が高く、衝撃にも強い。平底設計で水深が5センチメートル程度でも作業可能。船底のストライプとジャイロ機能、2枚の大型方向舵と2枚羽根の樹脂製プロペラで、従来機より直進時の安定性と旋回性能を高めた。バッテリーや本体の受信機などは密閉されたボックス内に収納し、電装トラブルを防止する。

機体質量12・5キログラムの軽量設計。持ち手付きで一人で運搬できる。使用する薬剤はフロアブル剤で薬液タンクの容量は5リットル。電動ポンプで安定した散布を行える。

日刊工業新聞 2023年06月05日

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