アンモニア燃料輸送船、日本商船など国産エンジン搭載で建造
日本郵船など4社は25日、国産エンジンを搭載し、アンモニアを燃料に使うアンモニア輸送船の建造を決定したと発表した。2026年11月に船舶を完成させ、同船全体で80%以上の温室効果ガス(GHG)削減を目指す。海運の脱炭素化やアンモニア輸送網の構築に加え、日本主導での舶用アンモニア利用の国際ルール化にも取り組む。
同日開いた会見で、日本郵船の曽我貴也社長は、「安全性と環境性について社会実装に足る水準に達した」と自信を語った。造船会社の日本シップヤード(東京都千代田区)、エンジンメーカーのジャパンエンジンコーポレーションとIHI原動機(同)、認証を行う日本海事協会と連携し、国内海事産業の力を結集させる。
日刊工業新聞 2024年01月26日