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医療従事者の負担軽減、川崎重工が導入した配送ロボット新型機の機能

医療従事者の負担軽減、川崎重工が導入した配送ロボット新型機の機能

「フォーロ」の新型機は荷室容量を大きくするなど、使いやすさを向上させた

川崎重工業は藤田医科大学東京先端医療研究センター(東京都大田区)に、開発中の配送サービスロボット「FORRO(フォーロ)」を導入した。フォーロは同センターでの各種検査の検体配送業務に使われる。ロボット活用による医療従事者の負担軽減など、病院内でのロボットの活用方法を検証する。

導入したフォーロは新型機で、荷室容量を従来の77リットルから100リットルに増やしたほか、走行中の音を低減するなど使いやすさも高めた。広範囲のセンシング機能を生かし、外来患者らで混雑する日中の時間帯でも安全に走行できる特徴を持つ。

川重や藤田医科大、SEQSENSE(シークセンス、東京都中央区)は現在、藤田医科大学病院(愛知県豊明市)でフォーロを用いた試験運用を実施中。2024年以降の正式導入を目指している。

日刊工業新聞 2024年01月04日

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