極東開発が納入、完全電動のゴミ収集車「eパッカー」の性能
極東開発工業は走行からゴミ圧縮まで電気で駆動するゴミ収集車「eパッカー」を開発し、廃棄物収集・運搬のティエラル(高松市)に納めた。三菱ふそうトラック・バスの新型電気自動車(EV)小型トラック「eキャンター」に架装したモデルで、新型eパッカーとして市販1号車となる。高松市の商店街で事業ゴミを回収する。価格は非公表。
新型eパッカーは駆動バッテリーからモーター式動力取り出し装置を介し動力を伝え、排出板押し出し式の圧縮装置を動かす。同バッテリーを2個搭載し、充電1回当たりの走行距離は213キロメートル。ゴミ積載部は容積7・1立方メートル。EVによる二酸化炭素(CO2)排出ゼロや、電動の静かでクリーンな作業性を売り込む。
日刊工業新聞 2023年12月14日