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エネ消費量7割減らせる、中部電力など「ヒートポンプ洗浄液加温装置」投入

中部電力と中部電力ミライズ(名古屋市東区、大谷真哉社長)、ディグリー(三重県鈴鹿市、森繁生社長)、ファインマシーンカタオカ(愛知県安城市、片岡啓二社長)は23日、ヒートポンプを使った金属部品の洗浄液加温装置を2024年度前半に発売すると発表した。蒸気ボイラーや電気ヒーター式と比べエネルギー消費量を6―7割減らせる。本体価格は350万円(消費税抜き)。切削加工の洗浄用途などで年間60台の販売を見込む。

同装置「エコdeヒートEX=写真」は、ヒートポンプで暖めた冷媒で洗浄液を60度C程度に加温する。冷媒と洗浄液が熱交換する直接加温方式により、エネルギー消費効率を示すCOPは3・14に向上。エネルギー消費量を年間137ギガジュール(ギガは10億)に抑えた。

ヒートポンプ式はエネルギー効率の良さに利点があるが、洗浄液に混入した汚れが熱交換器に堆積するため、メンテナンスの負担がかかる。

中部電などはらせん状の熱交換器を新たに開発し、外付けする設計を採用。従来の伝熱板を積層した熱交換器で6時間を要したメンテナンスの時間を1時間程度に抑えられ、頻度も減らせるという。

日刊工業新聞 2023年10月24日

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