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輸入EVじわり広がる…登録台数前年比9割増で年2万台が視野

輸入EVじわり広がる…登録台数前年比9割増で年2万台が視野

ベンツEQA

日本自動車輸入組合(JAIA)が5日発表した2023年度上期(4―9月)の外国メーカー車の輸入車新規登録台数によると、電気自動車(EV)が前年同期比94・5%増の1万968台と大きく伸びた。年度上期として5年連続の増加。主要ブランドのEVの車種拡充が寄与しており、JAIAでは「年間2万台達成が視野に入ってきた」としている。

EV以外を含む外国メーカー車全体では同4・7%増の12万1247台と、年度上期として2年ぶりにプラスに転じた。ブランド別では、メルセデス・ベンツが同4・2%増の2万4490台で9年連続の首位。ランドローバーやポルシェ、マセラティなど9ブランドが年度上期としての最高を更新した。

9月単月の外国メーカー車の輸入車新規登録台数は、前年同月比3・3%増の2万6955台。このうちEVは同60・6%増の3163台で14カ月連続の増加となった。外国メーカー車に占めるEVのシェアは同4・2ポイント上昇の11・7%となり、8月に続いて10%を超えた。

外国メーカー乗用車の価格帯別では、1000万円以上が同20・0%増の4104台、400万円以上1000万円未満が同7・2%増の1万5870台で、高価格帯が引き続き好調だった。


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日刊工業新聞 2023年10月06日

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