帝国ホテルがタワー館の一部敷地620億円で売却、買い手は三井不動産
帝国ホテルは26日、東京・内幸町の「帝国ホテル東京」建て替え事業において、本館に隣接するタワー館が建つ敷地の35%を三井不動産に約620億円で売却すると発表した。現タワー館は2024年度から解体を始め、30年度にも新タワー館を竣工させる計画。三井不動産など10社が手がける「内幸町一丁目街区再開発プロジェクト」の一環。
現タワー館は31階建てで、敷地面積は約1万1572平方メートル。ホテルとオフィス、商業施設が入る複合ビルとして83年に完成した。新タワー館には現タワー館と同じく、賃貸オフィスやサービスアパートメントを用意。賃貸住宅事業も始動させる。建て替え後の帝国ホテル東京は新本館と新タワー館、新設するセントラルタワーの3棟体制となる。
日刊工業新聞 2023年09月27日