ニコンが新型ミラーレス発売、モノクロなど写真の雰囲気変える機能拡充
ニコンイメージングジャパン(東京都港区、上村公人社長)は、フルサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラ「ニコンZf」を10月に発売する。写真の雰囲気を変えられる「ピクチャーコントロール」機能を拡充。白と黒を基調とした色の表現方法を2種類追加した。消費税込みの想定価格は29万9200円。
ピクチャーコントロールに、従来の「モノクローム」に加えて「フラットモノクローム」と「ディープトーンモノクローム」を採用した。さらにモノクロームに切り替えられる専用のレバーを搭載し、利便性を高めた。
1982年に発売されたニコンのカメラ「FM2」のデザインを再現してZfを製造した。本体にマグネシウム合金を用い、ダイヤルやシャッターボタン、電源レバーには真ちゅうを採用した。
また、ニコンのフラッグシップ(旗艦)モデル「Z9」と同じ画像処理エンジンを採用し、被写体に対する追尾性能の高さを維持した。
Zfの大きさは幅約144ミリ×高さ103ミリ×奥行き49ミリメートル。バッテリーとメモリーカードを含めた重さは約710グラム。【関連記事】 ミラーレスカメラの性能を決定づける異色の半導体メーカー
日刊工業新聞 2023年09月27日