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東京メトロが地下鉄駅構内に開店、無人書店の全容

東京メトロが地下鉄駅構内に開店、無人書店の全容

スマホで会員証をかざして入店する

東京メトロは溜池山王駅(東京都千代田区)構内に完全無人書店「ほんたす ためいけ 溜池山王メトロピア店」を開店した。出版取り次ぎ大手の日本出版販売(同)が運営する。駅や街の書店が減少する中、運営コストを抑えられる無人店の事業性を検証する。「本との気軽な出会いを提供したい」(日本出版販売担当者)とする。

利用者はスマートフォンで会員登録し、会員証をかざして入退店する。15坪の店内には旬の話題を扱った本や売れ筋など厳選した300種類の本や雑誌が並ぶ。会計は全てキャッシュレス決済とした。壁際を除く本棚は胸のあたりまでの高さで、外から店内の様子を見渡せる。セキュリティー対策と店内への誘導効果を狙う。監視カメラも7台備えた。

約40年で都内の書店は5分1ほどに減少しており、人の多い駅近くも賃料が高いため採算性は悪い。東京メトロ子会社が出店する書店を探した際、日版から無人書店の提案を受けて開設した。日版は実証店舗を増やし、将来、書店運営会社へ無人書店ソリューションを提供したい考え。

日刊工業新聞 2023年月9月26日

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