自動車業界で鍛え抜かれた工場が挑む新領域「ホットサンドメーカー」
真っ赤に熱せられた鉄の塊めがけ、金型がハンマーのように勢いよく落とされる。火花を散らしながら叩かれるうち、だんだんと部品の形に変化していく―。この「熱間鍛造」という工法を得意とするのが、エンジン・変速機などの部品製造を行う旭鉄工。トヨタ自動車との関係が80年以上続く1次サプライヤーとしても有名だ。熱間鍛造の他にもダイカスト、切削、溶接、組付など多様な工程を持ち、幅広い加工に対応する。
銀座 蔦屋書店に工場発「モノづくり」ポップアップショップが出現!18社・約70製品が集結【挑戦を継続する】
同社の強みは加工だけでなく、「挑戦を継続する力」にある。生産改善活動、消費電力量削減、カーボンニュートラルなど数多くの取り組みをハイレベルな状態で継続してきた。
生産改善活動を長年継続するほか、独自のIoTモニタリングシステム「iXacs(アイザックス)」を自社開発し、生産設備の稼働状況を可視化することで、改善活動に活用。労務費を年間約4 億円削減した。また工場内の消費電力量削減活動も同時に取り組んでいる。2022年には2013年比26%削減を達成した。2023年にはChatGPTを導入し、改善事例を検索しやすくする取り組みも
実施した。
【自社ブランドに活きる技術力】
その挑戦の中で、少し異質とも思えるのが自社ブランド製品の開発と販売だ。現在、チタン製のまな板「SIKI(シキ)TITANIUM CUTTING BOARD」、マッシャーやすりこぎなどの多機能用途で使えるステンレス製の調理器具「ウチグ」、鉄製ホットサンドメーカー「FOG(フォグ)Iron Cooker(以下、FOG)」などをラインアップ。いずれも同社の技術が製品の特長に活きている。
この経験はBtoBの部品製造に活き、FOG同様に深さのある形状の依頼に応えられるようになった。粘り強い改善活動と、自社内で多様な工程を持つ点が活きたといえるだろう。
商品情報
シリーズ名:オリジナルブランド「ASAHI」
商品名:FOG Iron Cooker
用途:鉄鍛造製ホットサンドメーカー
サイズ(mm):本体:W165×D200×H75mm
価格(税込):52,800円
販売サイト:https://asahi-tekko.shop-pro.jp/
企業紹介
旭鉄工(株) ASAHI TEKKO CO.,LTD.
所在:〒447-8505 愛知県碧南市中山町7-26
従業員数:422人(2021年度)
事業内容:自動車部品製造(鍛造、ダイカスト、切削、溶接、熱処理、組付技術)
FACTORY’S GOODs 詳細情報
ポップアップショップ @銀座 蔦屋書店
会期:2023年 11月3日(金・祝)〜4日(土)12:00~20:00(最終日は19:00)
会場:銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM (東京都中央区銀座6丁目10−1 GINZA SIX 6F)
https://store.tsite.jp/ginza/
入場登録:不要
入場料:無料
店頭タイアップによるフェア @銀座 蔦屋書店
会期:2023年10月21日(土)~11月5日(日) 10:30~21:00
会場:銀座 蔦屋書店 (東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F)EATALY側展示台
https://store.tsite.jp/ginza/
技術展示&ポップアップショップ @東京ビッグサイト
会期:2023年 11月29日(水)〜12月1日(金)10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト 西2ホール (G-01)(東京都江東区有明3-11-1)
入場登録:要(詳細は https://autumnfair.nikkan.co.jp/ 参照)
入場料:1,000円(入場登録者、招待状持参者、中学生以下無料)
特設Webサイト:https://biz.nikkan.co.jp/brand/factorysgoods/
展示会スポンサー
株式会社ソディック
株式会社青山財産ネットワークス
日進工具株式会社
牧野フライス精機株式会社
碌々スマートテクノロジー株式会社
一般社団法人日本工作機械工業会
株式会社アマダ
モノづくり日本会議