ヤマハ発動機が刷新、3輪バイク「NIKEN GT」の高めた性能
ヤマハ発動機はフロント2輪の3輪バイク「NIKEN(ナイケン)GT」をモデルチェンジし、受注生産で発売した(写真)。長距離移動の快適性などを高めた。消費税込みの希望小売価格は220万円。全国のナイケン取扱店で予約を受け付け、国内で年間100台の販売を目指す。
ナイケンGTは独自構造「LMWアッカーマン・ジオメトリ」により、リーン(傾く)しても滑らかな旋回性を確保し、自然で上質感がある操舵(そうだ)性を実現した大型スポーツモデル。
今回の刷新では排気量を従来の845ccから888ccに向上し、2020年排出ガス規制に適合した新型「CP3」エンジンを搭載した。最高出力は116馬力、最大トルクは91ニュートンメートル。クランクウェブの形状を変更し、各種制御などとのマッチングを図りながら動力性能を向上した。
また、従来のシフトアップに加え、シフトダウンにも対応する新タイプのクイックシフターも採用した。
日刊工業新聞 2023年07月18日