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日立製作所がメンテナンス契約を440億円で締結、英国で走る鉄道車両とは?

日立製作所がメンテナンス契約を440億円で締結、英国で走る鉄道車両とは?

インターシティー車両「ノヴァ1」

日立製作所は、英国で車両のメンテナンス契約を約440億円で締結した。英鉄道運行会社トランスペナイン・トレインズおよび英鉄道車両リース会社のエンゼル・トレインズと契約を結んだ。日立が製造したインターシティー(特急)車両「ノヴァ1」19編成のメンテナンス契約を更新したもので、期間が8年間延長された。

日立のグループ会社である日立レール(英ロンドン)が締結した。550人以上のスタッフがいる英国のイングランド北部とスコットランドの車両基地で作業をする。日立レールが英国においてメンテナンス事業で生み出す年間の経済効果約840億円に寄与するとしている。

ノヴァ1は1編成5両で、座席数は従来より161席多い。2019年の車両の納入以来、リバプールやマンチェスター、ニューカッスル、エディンバラを結ぶトランスペナインの路線で運行している。

ノヴァ1は英国の業界平均よりも車両としての信頼性が70%高い点などが評価されているという。


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日刊工業新聞 2023年07月11日

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