キリンビールは、直近１―２週間先の製造数量を算出する「製造計画作成アプリ」の運用を始めた。業務経験のある担当者が手作業で複雑な算出を行っていたが、これを自動化したほか、最終確認を効率化するアラート機能を実装した。アプリケーションにより約７０％の業務時間を削減し、年間１０００時間以上の創出を見込む。

製造計画作成業務は１―２週間先や数カ月先の製造計画を作成し、日々の製造計画を調整する。開発したアプリは１―２週間先の製造数量の算出を自動化する。先行きは数カ月先から日々の調整に至る業務の全工程に対象の拡大を図る。

キリンはブレインパッド（東京都港区）と業務プロセスのデジタル変革（ＤＸ）を加速するプロジェクトを２０２２年１０月に開始。「資材需給管理アプリ」を始めており、製造計画作成アプリは第２弾となる。