トヨタ自動車は２２日、子会社のＫＩＮＴＯ（キント、名古屋市西区）が手がけるサブスクリプション（定額制）サービスで、これまで難しかった先進安全機能などの後付けができるサービスを始めたと発表した。後付けを想定した専用設計を取り入れた新型ハイブリッド車（ＨＶ）「プリウス」の「Ｕグレード」が対象となる。

ソフトウエア更新費用などを、あらかじめ月額利用料に織り込んだプラン「ＫＩＮＴＯアンリミテッド」で提供する。

今回、後付けを可能にした機能は、遠隔でも操作できる自動駐車機能「アドバンストパーク」など７項目。支払いは一括支払いか利用料への合算を選べる。例えばアドバンストパークの場合は一括だと９万６８００円。分割だと月２６４０円が月額料金に加算される（ともに消費税込み）。

専用アプリケーションで申し込み、基本的には契約時に指定した店舗で施工を行う。

今後も後付け項目を拡充する計画。時期は未定だが、１２・３インチディスプレーオーディオやシートヒーターなどの追加を予定している。