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椿本チエインが投入、誰もが気軽に乗れる「電動アシスト3輪自転車」の特徴

椿本チエインが投入、誰もが気軽に乗れる「電動アシスト3輪自転車」の特徴

電動アシスト3輪自転車「多目的e-Cargo」のプロトタイプ

椿本チエインは「誰もが気軽に乗れる多目的電動自転車」をコンセプトとした電動アシスト3輪自転車「多目的e―Cargo」のプロトタイプ(試作車)を開発した。12、13の両日に東京・西新宿の新宿住友ビル三角広場で開かれる展示会「自転車・電動モビリティまちづくり博」に出展。2024年度の市場投入を想定しており、展示会来場者の意見も参考に改良・開発を進める。

多目的e―Cargoには同社独自の安全機構(開発中)を搭載する。用途に応じた多様なオプションパーツを用意し、利用者の所有満足度を高める。創業以来培ったチェーン技術を応用し、自転車用の高耐久チェーンを開発。折り畳み可能な電動バイク「タタメルバイク」などの開発を手がけるスタートアップ、ICOMA(東京都中野区)の協力を得て、乗り心地の良いスタイリッシュなデザインを採用する。

椿本チエイングループは30年をターゲットとした「長期ビジョン2030」で「人にやさしい社会の実現」「安心・安全な生活基盤の構築」「地球にやさしい社会の創造」の三つの社会課題解決に貢献するモノづくり企業を目指す方針を掲げている。従来のBツーB(企業間)の領域にこだわらず新商品・新事業の開発に力を入れており、多目的e―Cargoはその一環となる。

日刊工業新聞 2023年月5月2日

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