「仁」は思いやり、森下仁丹が創業130年でパーパスを設定する背景
森下仁丹は2月に迎えた創業130周年を機に企業の存在意義(パーパス)を設定、企業価値向上を図る。パーパスは「思いやりの心で、オモロい技術と製品で、一人に寄り添い、この星すべてに想いを巡らせ、次の健やかさと豊かさを、丹念に紡いでゆく。」とした。パーパスのサイトを公開し、取り組みを紹介する。
仁丹は製品名で、社名の一部でもある。「仁」すなわち思いやり、やさしさを丹念に紡ぎ、世界中に届ける姿勢が存在理由とした。小さい視点とスピード感で発想し、独自技術を駆使して製品を創りあげ、新たな歴史の扉を開く願いを込めた。
森下雄司社長は「自分たちにとっての森下仁丹を言語化し、存在意義を明確にして未来への歩みを進める必要性を感じた。パーパスを定めて前進での目的を定義し、さらなる成長を遂げるための不動点として活用する」とコメントした。
日刊工業新聞 2023年04月05日