ホンダがEV化加速へ、GSユアサと設立する新会社の展望
ホンダとGSユアサは23日、電気自動車(EV)用リチウムイオン電池(LiB)の研究開発を担う共同出資会社を2023年中に設立することを目指し、基本合意したと発表した。グローバル市場で競争力を持つLiB製造方法の研究開発や主要原材料のサプライチェーン(供給網)、生産システムの構築などを検討する。出資割合や資本金、役員などは今後詰める。
両社は09年、ハイブリッド車(HV)用LiBの製造、販売、研究開発を行うブルーエナジー(京都府福知山市)を設立。21年度までにHV用LiBを累計160万台以上生産している。22年4月に第二工場(同)の稼働を開始。22年度下期に年間生産能力を5000万セルまで高める計画。
ホンダはEVと燃料電池車(FCV)の販売比率を40年に世界で100%にする目標を掲げており、まずは30年までにEVを30車種投入し、年200万台以上を生産することを目指している。
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日刊工業新聞 2023年01月24日