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トヨタが世界販売3年連続首位、半導体不足影響も需要堅調だった地域は?

トヨタ自動車が30日発表した2022年の世界販売実績(ダイハツ工業日野自動車含む)は前年比0・1%減の1048万3024台で、独フォルクスワーゲン(VW)を上回り3年連続で首位だった。新型コロナウイルス感染拡大や半導体不足が影響したが、主に東南アジアで堅調な需要を維持した。

トヨタ・レクサスブランドでは、世界販売は同0・5%減の956万6961台で、同7%減の826万2800台だったVWを越えた。海外は販売と生産で過去最高だった一方、国内生産は高級車構成比が高い関係で同7・7%減の265万6009台に減少。1976年に次いで2番目に低い水準だった。 販売では同20・5%増に伸びたタイなど東南アジアのほか、同18・4%増の中東やオセアニア、アフリカの販売が堅調だった。

ハイブリッド車(HV)など電動車販売は同4%増の272万6263台で、電気自動車(EV)販売は同69・8%増の2万4466台でどちらも過去最高だった。


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日刊工業新聞 2023年01月31日

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