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トヨタ車体がSUV「ランクル」カスタム専門店をオープンした狙い

トヨタ車体がSUV「ランクル」カスタム専門店をオープンした狙い

ランクル70の車台に同40の車体を組み合わせたカスタムモデルについて説明する、ランクルBASE店長の三浦正人トヨタ車体主査。後ろは店舗。

トヨタ車体はトヨタ自動車のスポーツ多目的車(SUV)「ランドクルーザー」のカスタム専門店「ランクルBASE(ベース)」を、愛知県刈谷市内にオープンした。従来はなかった顧客と直接接する場を設けてニーズを吸い上げ、アフター事業への参入や新車開発につなげる。また年央には軽から中型商用車のカスタム専門店を東京都内に開く計画だ。

ランクルベースは、トヨタ車体の子会社で車両の改造や整備を手がける東海特装車(愛知県安城市)の富士松工場内に設けた。店舗は計2台のトレーラーハウスで構成し、アフター用品などの展示・販売スペースと、接客スペースを有する。

正式オープンは6―7月をめどにしており、それまでに顧客のニーズなどから具体的な販売内容などを固める方針だ。例えば1978年製の「ランクル70」の車台に、02年製の「同40」の車体を載せた復刻カスタムといったメニューなどを想定している。

トヨタ車体の増井敬二社長は「新車の売り切りだけでなくアフターも強化する」と狙いを説明。店長を務める三浦正人主査は「ランクルの世界をもっと盛り上げると同時に、いい車づくりにつなげたい」と意気込む。


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日刊工業新聞2022年1月23日

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