ビール販売5%増へ、サッポロビールが投入する新商品
サッポロビールは2023年にビールの販売数量で前年比5・2%増の2816万ケース(1ケースは大瓶20本)を目指す計画を発表した。「業務用の回復を一定レベル織り込み」(野瀬裕之社長)、瓶で同11%増、たるで同13%増を計画する。主力のヱビスで高価格帯の新ライン「クリエイティブ ブリュー」を立ち上げ、第1弾商品の「ニューオリジン」を2月に発売する。
ビールではこのほか、国産ホップを使用した新シリーズ「ニッポンホップ」を展開し、31日に第1弾商品を発売するなどマーケティングを強化。一方、ビール類(ビール、発泡酒、第三のビール)では、23年の酒税改正などによる発泡酒と第三のビールの減少を見込み、前年並みを計画する。酒税改正を受けた低価格帯の商品施策として、RTD(そのまま飲めるアルコール飲料)では新商品を投入するなど強化を図り、販売数量を同18%増の1443万ケース(1ケースは250ミリリットル24本)に拡大する。また、健康志向の高まりを捉え、ノンアルコールビールテイスト飲料でも新商品「酔わないクラフト」を投入し、同16%増の80万ケース(1ケースは大瓶20本)を目指す。
日刊工業新聞 2023年01月11日