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自動電動車いす「WHILL」が海外の空港で初導入

自動電動車いす「WHILL」が海外の空港で初導入

タブレットから目的の搭乗口を選択するだけで移動できる(ウィル提供)

WHILL(ウィル、東京都品川区、杉江理社長)は、自動運転型パーソナルモビリティー「WHILL自動運転サービス」がカナダのウィニペグ国際空港に導入されたと発表した。長距離の歩行が困難な空港利用者の移動を支援する。海外の空港への導入は初めて。運用時間は9―17時まで。

利用者は自動運転電動車いすに乗り、搭載されているタッチパネルから行きたい搭乗口を選ぶだけで、目的地まで移動できる。自動電動車いすは、目的地に着いて利用者が降りたことを検知すると出発した乗り場に無人走行で戻る。センサーで検知した周囲の状況と、あらかじめ収集した地図情報を照らし合わせて走行する。

同サービスは、羽田空港、関西国際空港に導入済み。米国の複数の空港で導入に向けた実証実験が進められている。

日刊工業新聞 2022年12月15日

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