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「生物多様性」50年守り抜く、環境試験器世界トップシェアが森林保全プロジェクト

「生物多様性」50年守り抜く、環境試験器世界トップシェアが森林保全プロジェクト

エスペックは国有林を借り受け50年間保全する生物多様性保全活動を始めた

エスペックは創業75周年記念事業の一環として、国有林を借り受け50年間保全する生物多様性保全活動「エスペック50年の森」を始めた。対象となるのは兵庫県三田市の3万6800平方メートルの国有林。2024年までに1万2000本の木を植樹し、生物多様性の保全や二酸化炭素(CO2)の固定、洪水防止などに役立てる。

11月に開いた記念式典には社員ら200人が参加し、4000本の苗木を植樹した。炭素固定機能を考慮しアカマツやヤマザクラなど8種類の植物を選定した。同事業は企業と国が共に森林を造成し、伐採後の収益を一定の割合で分け合う林野庁の分収造林制度「法人の森林制度」を利用する。

エスペックは商品の耐久性確認などに必要な環境試験器で世界トップシェアを握る。同社は環境保全に関する事業にも積極的に取り組んでおり、「継続した活動により環境や社会への貢献を目指す」(エスペック)考えだ。

日刊工業新聞 2022年12月13日

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