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肉眼でメタバースに没入できる最先端システムの仕組み

凸版印刷とポータルグラフが共同開発
肉眼でメタバースに没入できる最先端システムの仕組み

モニター映像をのぞき込んだような体験ができる

凸版印刷は肉眼でメタバース(仮想空間)に没入できる映像演出システムをポータルグラフ(東京都杉並区)と共同開発し、CEATEC(シーテック)で初公開した。トラッカーを身につけた利用者の動きをセンサーで補足し、その動きに応じた仮想空間やコンピューターグラフィックス(CG)などの映像を即時スクリーンに投影することで、多様な角度から対象物をのぞき込んだような体験ができる。

高価なヘッドマウントディスプレーなどの端末は不要で、導入しやすいのが利点。企業のショールームなどでの活用を見込む。価格は個別見積もり。

例えば横からモニターの画面を見た場合、対象物を真横からのぞき込んだような没入感のある映像体験ができる。モニターやプロジェクターの映像を多面的に組み合わせることも可能。作成済みのCGなどがあれば、システムは1カ月ほどで導入できる。CGなど、投影するコンテンツの制作は凸版印刷でも対応する。

日刊工業新聞2022年10月19日

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