防衛装備品の参入促進、防衛省が一手
防衛省は防衛産業への中小企業の参入促進などを狙いに、イベントを相次ぎ開催する。21日にフォレストイン昭和館(東京都昭島市)で米軍、米防衛産業とのマッチングを目指す「インダストリーデー」、27―28日にホテルグランドヒル市ヶ谷(東京都新宿区)で「防衛産業参入促進展」をそれぞれ開く。
防衛産業は中小企業にとって敷居が高いイメージが強い。だが、2023年度予算では防衛費の大幅増額が認められる可能性が高く、参入意欲も高まるとみて取り込みを図る。
インダストリーデーには、防衛省以外に米国大使館や在日米軍、米国防省、米防衛企業なども参加する。中小にとって英語の文書や独特の書類ルールなどは参入障壁となっており、防衛省が対応策を助言する。米軍装備品の供給や修理を国内中小が担当できれば米軍もサプライチェーン(供給網)強化などに役立つ可能性がある。
日刊工業新聞2022年10月19日