三菱自動車が投入、SUV「ASX」新型車に盛り込まれた技術
欧州で2023年に発売
三菱自動車は2023年に欧州で小型スポーツ多目的車(SUV)「ASX=写真」の新型車を投入する。排気量1600ccのガソリンエンジンを搭載したプラグインハイブリッド車(PHV)やハイブリッド車(HV)など、4種類の駆動装置(パワートレーン)を設定し、複数モデルを揃えた。
PHVでは駆動用と発電用の二つのモーターを搭載し、容量10・5キロワット時の電池を組み合わせた。マイルドハイブリッド車(MHV)は排気量1300ccのガソリンエンジン、ガソリン車は1000ccのエンジンと6速の手動変速機(MT)を採用した。高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット」などを搭載し、安全な運転を支える技術も複数盛り込んだ。
仏ルノーや日産自動車との3社連合で共用する小型車向け車台「CMF―B」を採用。ルノーが開発を主導し、三菱自は主にデザインを担当した。ルノーのスペインのバリャドリード工場で生産し、三菱自の販売網で23年3月から欧州の一部市場で販売する。
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日刊工業新聞2022年10月18日