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OKIが男性育休新制度、オリジナルキャラで取得拡大

OKIは男性社員が1カ月以上有給休暇を取得できる育児休暇制度を10月に導入した。産後8週間以内の子どもを養育する社員が対象。当該期間に取得できる有給日数を従来の5日から25日に増やした。導入により、育休取得を望む男性社員の休暇取得率を向上させる。新制度を「Baby8(べびはち)休暇」と名付け、オリジナルキャラクター「Baby8ちゃん=写真」を作成した。社内周知を進め、育休取得の拡大につなげる。

OKIが導入した制度は、子の出生後8週間以内に取得できる有給日数には土日などの休日を含めずに最大25日まで取得できるというもの。連続1カ月を超えての有給取得が可能となる。また1日単位で制限なく分割取得できるため、仕事との調整を図りながら柔軟に対応できる。

OKIグループでは、20―30代の男性社員の9割以上が育児休職取得を希望している。だが21年度の育児休職・休暇の取得率は約53%にとどまる。取得しない理由には業務繁忙や収入面での不安などが挙がる。オリジナルキャラクターを活用しながら社内イントラや社内報で周知する。また法改正や制度の変更内容を盛り込んだダイバーシティー(多様性)研修を実施する。新制度導入にとどまらず、啓発活動を通じて、OKIグループ全体で取得率向上を目指す。

日刊工業新聞2022年10月3日

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