社員ら3万人がメタバースに集まれるイベント、大和証券Gが開催中
大和証券グループは5日、メタバース(仮想空間)上で同社の全社員とその家族やOB・OGが月面を探索し、交流できる社内イベントを開催した。5月に創業120周年を迎えた記念事業の一環。3万人が同時にメタバースに集まれる催しで、独自仕様のメタバースの規模として初めてという。イベント期間は11日まで。
メタバース上にステージや旧本社ビル、酒場などを配置した。旧本社ビルは社屋や社章の変遷など歴史を知ることができる。酒場は一度に最大15人入れるスペースで、アバター(分身)同士がチャットなどで会話し、乾杯などの動作ができる。
コロナ禍により大勢がリアルの空間に集まるのが困難な中で、社員が一体感を持てるイベントとしてメタバースに着目した。行った人がほとんどなく、ワクワクできる場所という観点で月を舞台に選んだ。
製作したメタバースは2次利用も想定し、新卒の採用イベントや社内表彰式などへの活用も検討するという。
日刊工業新聞2022年9月6日