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認知は道半ば…メタバース「全く知らない」56%

MMDLabo(東京都港区、吉本浩司社長)が4月に7255人を対象として行った調査によると、メタバース(仮想空間)について「全く知らない」と回答した人が56・6%となった。「現在も利用している」は3・7%、「過去に利用したことはあるが、現在は利用していない」は1・4%で、メタバース利用経験者は5・1%にとどまった。メタバースの認知は道半ばだと言えそうだ。

興味のあるメタバースのジャンルでは「ゲーム」が19・9%と最多で、次に「音楽・ライブ」が17・8%、「ショッピング」が12・5%となった。興味のあるメタバースのジャンルのサービスをやってみたいと思うかについては、56・5%が「やってみたいと思う」と回答した。

メタバースの利用経験がある367人の性別や年代の比率は、「男性20代」が22・9%と最も多く、「男性30代」が17・2%、「男性40代」が14・7%と続いた。

メタバースを知っている3147人を対象に、メタバースだと思うものを聞いたところ、全問正答率は2・6%にとどまった。正答率が高かった項目は「メタバースはパソコンから参加できない」が94・0%(正解は×)。誤答率が高かった項目は「メタバースでは音声での会話ができる」が74・1%(正解は○)となった。

メタバース利用経験者355人を抽出し、メタバース経験時の利用デバイスを複数回答で質問したところ、「スマートフォン」が59・4%と最も多く、次いで「パソコン」が42・8%、「ゲーム機」が37・2%となった。また、メタバース内で買い物したことがあるかは「ある」が60・0%、「ない」が40・0%だった。

日刊工業新聞2022年6月9日

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